「ひとりぼっち」がいないまち外国にルーツをもつ人たちの
暮らしを支え、ともに生きる地域づくり
「ひとりぼっち」がいないまち外国にルーツをもつ人たちの
暮らしを支え、ともに生きる地域づくり
Minami発
多文化共生の新しいルールを提案し、多様なプログラムを実践します。
外国にルーツがある子どもたちの学習支援と居場所づくりを行なってきた『Minamiこども教室』と、貧困や孤食の解消を支援するこども食堂『しま☆ルーム』は以前より連携団体として活動してきました。
2021年、休眠預金を活用したJANPIA(一般財団法人 日本民間公益活動連携機構)の事業「外国人と共に暮らし支え合う地域社会の形成~支え合いを豊かさにつなげるまちづくり」公募に共同体『Minamiダイバーシティアクション』としてエントリーし、実行団体として採択され活動を開始しました。
困窮する外国にルーツを持つ人とその家族を対象に、学習支援、生活相談、食料支援を行い、コロナ禍で仕事を失った人たちの暮らしと命を守るため、就労支援活動にも取り組んでいます。
この共同体をベースに地域・企業・行政・学校・諸団体、そして志を同じくする市民とより深く繋がり、外国ルーツの家族に対する確かな支援を継続的に行なっていきたいと考えます。ミナミの多文化共生をより成熟させ、誰もが安心して暮らせるまちづくり
に皆さまのご理解とご協力をいただければ幸いです。
毎週火曜日の夜、日本語指導と学校での教科学習のサポートを行なっています。
ボランティアとのマンツーマン学習により、一人ひとりの成長を大切に見守っています。子どもたちにとって“信頼できる大人が居る場所”となることを目指し、活動開始から9年目を迎えました。現在101名の小・中・高校生が登録しています。
島之内を拠点とするこども食堂。20…年に始動し、毎週水曜日に活動しています。従来は手作りの食事を用意し、皆で食卓を囲むスタイルでしたが、コロナ禍の現在はお弁当の配布を行っています。また、志を同じくする他団体との共催でフードパントリーなどのイベントを実施し、困窮や孤立の状態にある家庭を食の面から支援しています。
家族・家庭へのサポートを抜きにして、子どもたちの現状を良くすることは望めません。大規模な相談会の開催に加え、個別の相談支援を継続して行なっています。コロナ以降、より切実な問題となった就労支援に関しては、就職活動時に採用を大きく左右する〝日本語能力”を高めるため、『Minamiおとなの日本語教室』を2021年夏開講。26名の登録者のうち、16名が12月の「日本語能力検定試験」を受験しました。